“憎まれてもいい… あなたが好き”特効薬開発の生体実験を受けていていたショアは、養父である開発室長のエルリンクに裏切られ研究所を逃げ出す。そして幼い頃から憧れていたグレイに会いたい一心で彼の元にやってきた。男らしく精悍なグレイは、想像以上の優しさでショアを迎えてくれる。しかしある日、ショアは出身を偽ったことでグレイを騙したと誤解され、彼に冷たく突き放されてしまう…。だけど、どんなに嫌われても好きな気持ちは変わらない―。けなげなショアに訪れた最初で最後の恋の行方は…。
感想
表紙に惹かれてジャケ買いしたけどずっと積んでいてやっと読んだ本。
初めて読んでハマった健気受け本かもしれないです。
受けのショアにばかり不幸が降ってきて、もうどうなる事やら、割と最後の方までハラハラな展開でした。でもBL本なんだから最後は絶対にハピエンだ!と辛い場面を読むたびに自分を励ましながら読みました(笑)
健気な受けは、読み進めるのが辛い(笑)でも楽しいいから矛盾しています(笑)
グレイ、ショア、エルリンクと三人の気持ちのすれ違いが切なかったりもしました。
グレイは正統派なイケメンで何をしてもカッコイイし温かい人でショアと早くっついて欲しかった。
義父のエルリンクはショアにとっての「愛」ではないんだよなぁ・・・・・・・・
グレイに対するショアの気持ちとエリィに対するショアの気持ちって真逆なんだよね・・・・・・・・
好きな文章↓
やさしく温かいこの人に、何もかも話してしまいたい。全てを告げて許されたい。受け容れて、愛してほしい。
「君は私が好きだろう?私がいなければ死んでしまうくらい慕っている。世間ではそれを愛と呼ぶらしい」
――――エリィ、僕は貴方が好きだった。貴方の寂しさを埋めてあげたかった。でも貴方に必要だったのは僕じゃなく名誉と権力だったんだ。・・・・・さようなら。僕は貴方とは行かない。
義父のエリィもずっと追いかけてくるけど、ショアがちゃんとエリィと決別できてよかった。
藤たまき先生のイラストもファンタジックな世界観に合っていて、キラキラしていてとても可愛いです✨✨